2015年12月、ふるさと納税の急激な利用者数拡大により、さとふる社のポータルサイト(http://www.satofull.jp/)に寄付申込みが集中し、サイトに高い負荷が掛かっていた。12月は、年間の中で最も寄付申込みが集中する繁忙期であったため早急なシステム性能改善が求められていた。
そこで、スマートスタイル社のデータベース(MySQL)性能調査により、ボトルネックとなる原因を特定しシステムを改善。
次に、翌年の年末に備え高負荷に耐えられるようシステム全体の拡張を決定。拡張にあたり、スマートスタイル社のエンジニアがさとふる社のチームにMySQLコンサルタントとして参画。データベースシステムの拡張を行うことで高負荷にも耐えられるシステム環境を実現。
当初の目標であるパフォーマンス性能10倍を超え、15倍の性能向上を達成した。
抱えていた課題
当社サービス「さとふる」はインターネットでふるさと納税が簡単にできるサイトです。Web上で御礼品の管理や発注処理などが行えるため、自治体にかかる負担を軽減することが可能です。
サービスの立ち上げ当初、サイトにかかる負荷やトラフィック量などの想定が難しかったため、「早急なサービス立ち上げ」と「コスト」を重視してサイトを構築、サービスをリリース致しました。順調に利用ユーザ数を伸ばし安定してサービスを運営していましたが、2015年12月サイトへのアクセスと寄付申込みが急激に増加したため、高負荷に耐えられるようにシステム改善が必要となりました。
スマートスタイル社に依頼した理由
第1フェーズの性能調査にあたり、さとふる社の親会社であるソフトバンクグループから、以前取引があったスマートスタイル社を紹介してもらいました。紹介以前より、「スマートスタイル=MySQL」というイメージもあり、MySQLに関する実績も豊富であることから、特に迷うことなくデータベース(MySQL)の性能調査を依頼いたしました。
さらに、次年度のサービス利用者拡大を見込み、第2フェーズとしてシステムをインフラ部分から見直すことになりましたが、当社にはデータベースを専門とするメンバーがいませんでした。データベースシステムの見直しにあたり、社内のメンバーだけではベンダーからのアウトプットを確認することが難しい状況だったので、スマートスタイル社であればデータベースに関しても十分な見識があり、信頼できると考え、MySQLコンサルティングを依頼いたしました。