<Percona Server for MySQL 8.0.13-3で解決された問題>
改善点
・#5014: MySQL 8.0では新しいBACKUP_ADMIN権限を使用するようにPerconaバックアップロック
機能を更新しました。
・#4805: PS 8.0でCompressed Columns with Dictionaries機能を再実装。
・#4790: User Statistics(ユーザー統計)機能の精度向上。
8.0.12-rc1以降のバグ修正
・--innodb-optimize-keys機能におけるmysqldumpのクラッシュを修正しました。#4972
・lock_wait_timeoutによりシステムテーブルがユーザーによってロックされる場合に発生する
クラッシュを修正しました。#5134
・SELECT FOR UPDATE文からシステムテーブルがユーザーによってロックされる場合に発生する
クラッシュを修正しました。#5027
・innodb_buffer_pool_sizeがSET PERSISTを使用して設定された場合、再起動後に
innodb_buffer_pool_sizeが初期化されないバグを修正しました。#5069
・一時テーブルでオートインクリメントのロールオーバーが発生したときに起こるTokuDBの
クラッシュを修正しました。#5056
・TokuDBとMyRocksでインデックスを非表示にするとテーブルが再構築されてしまうバグを
修正しました。#5031
・実行時にaudit_log_rotationsが変更された場合に監査ログが破損する可能性があったバグを
修正しました。#4950
・LOCK INSTANCE FOR BACKUPとSTOP SLAVE SQL_THREADにより、レプリケーションが、
ブロックされ再起動できなくなるバグを修正しました。#4758(アップストリーム#93649)
その他のバグ修正
#5155, #5139, #5057, #5049, #4999, #4971, #4943, #4918, #4917, #4898, #4744
<既知の問題>
次回リリースで解決されるべきいくつかの機能と未解決の問題があります。
保留中の機能の再実装と改善
・#4892: 拡張された高速インデックス作成機能の再実装。
・#5216: ユーティリティユーザー機能の再実装。
・#5143: SUPERの代わりに動的権限を使用できるPercona機能の特定。
機能における重要な問題
・#5148: innodb-force-recovery使用時のCompressed Columns機能のレグレッション。
・#4996: TOTAL_CONNECTIONSフィールドが不正なデータを報告するユーザー統計機能の
レグレッション。
・#4933: 誤ったトランザクションIDの出力が特定のDDL中にアサートを引き起こす可能性がある
スロークエリログ拡張機能のレグレッション。
・#5206: TokuDB: Native Partioningを使用し、オプティマイザ―がindex_merge_unionを
有効にしていると、TokuDBでクラッシュが発生する可能性があります。
SET SESSION optimizer_switch="index_merge_union=off"の使用によって回避。
・#5174: MyRocks: MyRocksに対してサポートされていない機能を使用しようとすると、
エラーではなく、クラッシュにつながる可能性があります。
・#5024: MyRocks: プライマリーキーがなく、一意ではないCHAR/VARCHAR行を持ち、
UTF8MB4文字セットのテーブルで、クエリは誤った結果を返す可能性があります。
・#5045: MyRocks: 列またはテーブルのコメントを変更すると、テーブルが再構築されます。
注意
バージョン5.7から8.0にアップグレードする場合、アップグレードガイドおよび
Percona Server for MySQL 8.0で変更されたドキュメントを必ずお読みください。
Percona Server for MySQL 8.0.13-3 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/8.0/release-notes/Percona-Server-8.0.13-3.html
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