2019.05.24

Percona

Percona Server for MySQL 8.0.15-6 GA版(リリース日:2019年5月7日)

新機能
・MyRocksの整合性のあるクロスエンジン物理バックアップのサーバー部分は、
 セッション変数rocksdb_disable_file_deletionsとrocksdb_create_temporary_checkpointを導入する
 ことによって実装されました。これらの変数はバックアップツールによって使用されることを目的として
 います。長期間の使用やその他の誤用は、サーバーインスタンスに深刻な副作用を及ぼす可能性があり
 ます。
・RocksDB WALファイルの情報がperformance_schema.log_statusテーブルに表示されるようになり
 ました。
・新しいAudit_log_buffer_size_overflowステータス変数は、監査ログプラグインエントリがそのサイズが
 audit_log_buffer_size変数より大きいためにいつ削除されたかまたはいつファイルに直接書き込まれたか
 を追跡するために実装されました。

バグ修正
・TokuDBとMyRocksのネイティブのパーティショニングは、メモリを解放せず、サーバーがクラッシュする
 可能性がありました。バグ修正 #5508。
・TokuDBまたはMyRocksのネイティブのパーティショニングとindex_mergeを使用すると、サーバーが
 クラッシュする可能性がありました。バグ修正 #5206、#5562。
・Percona Server for MySQL 5.7.24-26から8.0.13-3へのアップグレードは、暗号化されたUNDO
 テーブルスペースでは動作しませんでした。バグ修正 #5223
・Keyring Vaultプラグインは、Ubuntu Cosmic 17.10では初期化できませんでした。バグ修正 #5453。
・ローテーションされるキーの暗号化は、encryption_key_idを有効なテーブルオプションとして登録
 しませんでした。バグ修正 #5482。
・オンラインのALTER TABLEが並列で実行されている場合に、
 INFORMATION_SCHEMA.GLOBAL_TEMPORARY_TABLESクエリがクラッシュすることがありました。
 バグ修正 #5566。
・log_slow_verbosityを設定し、slow_query_logを有効にすると、サーバーがクラッシュする可能性が
 ありました。バグ修正 #4933。
・圧縮ディレクトリの操作は、innodb-force-recoveryでは処理されませんでした。バグ修正 #5148。
・Blackholeテーブルを持つデータベースがレプリケーションチェーンの中間バイナリログサーバーとして
 機能する場合、バイナリログのBLOBエントリーが破損する可能性がありました。バグ修正 #5353。
・FLUSH CHANGED_PAGE_BITMAPSは、最後に書き込まれたビットマップLSNと
 InnoDBチェックポイントLSNの間にギャップを残します。バグ修正 #5446。
・XtraDBの変更されたページの追跡機能は、インプレースのDDLによって変更されたページを見逃して
 いました。バグ修正 #5447。
・innodb_systemテーブルスペース情報がINFORMATION_SCHEMA.innodb_tablespacesビューにありません
 でした。バグ修正 #5473。
・UNDOログテーブルスペースの暗号化ステータスは、INFORMATION_SCHEMA.innodb_tablespacesビュー
 を通して入手可能です。バグ修正 #5485(アップストリーム #94665)。
・一時的テーブルスペースの暗号化を有効にすると、innodb_temporaryテーブルスペースに暗号化フラグが
 付けられませんでした。バグ修正 #5490。
・innodb_encrypt_tablesが1に設定された場合、サーバーがブートストラップ中にクラッシュすることが
 ありました。バグ修正 #5492。
・スレッドプールが有効になっている場合に発生する断続的なシャットダウンクラッシュを修正しました。
 バグ修正 #5510。
・datadirが8.0.13から8.0.15にアップグレードされたとき、圧縮ディクショナリINFORMATION_SCHEMA
 ビューが失われました。バグ修正 #5529。
・innodb_encrypt_tables変数はFORCEオプションを文字列としてのみ受け入れました。バグ修正 #5538。
・ibd2sdiユーティリティがDebian/Ubuntuパッケージに含まれていませんでした。バグ修正 #5549。
・Dockerイメージは、現在、最初の初期化時に設定ファイルに設定されているパスワードを無視します。
 バグ修正 #5573。
・ALTER TABLE ADD INDEXを長時間実行すると、semaphore wait > 600 アサーションが発生する可能性が
 ありました。バグ修正 #3410(アップストリーム #82940)。
・LOCK TABLES FOR BACKUPがRocksDBのDMLをブロックしていました。バグ修正 #5583。

その他のバグ修正
#5537、#5243、#5371、#5475、#5484、#5512、#5514、#5523、#5528、#5536、#5550、#5554、#5570、#5578、#5441、#5442、#5456、#5462、#5487、#5489、#5501、#5520、#5560

Percona Server for MySQL 8.0.15-6 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/8.0/release-notes/Percona-Server-8.0.15-6.html

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