新機能と改善点
・PT-1696:新しいpt-pg-summaryツールは、他のPTサマリーツールと同様の方法でPostgreSQLの
データ収集をサポートします。
・PT-1663:pt-stalkには、消費できるディスク容量を制限する2つの新しいオプションがあります:
--retention-sizeオプションは、pt-stalkが指定された量より少ないメガバイトを保存します。
--retention-countオプションは、データが保持される実行の数を制限します。次の簡単な例は、
これらの2つのパラメーターをツールに渡す方法を示しています(ここで、pt-stalkは情報を
収集して終了します)。
pt-stalk --no-stalk --retention-count=3 --retention-size=100M -- --defaults-file=./my.default.cnf
・PT-1741:新しいMongoDBドライバーへの移行が完了しました。
・PT-1761:テーブルに外部キーがある場合、pt-online-schema-changeはMySQL 8.0.14~8.0.17で
実行されません。
重要な注意点:バージョン8.0.14から現在の8.0.17までのMySQLには、テーブルの名前を変更しようと
すると特定の条件下でMySQLを停止させるというエラーがあります。pt-online-schema-changeの
最後の手順は、古いテーブルと新しいテーブルを交換するためにテーブルの名前を変更することなので、
このエラーの条件が満たされた場合にpt-online-schema-changeの実行を防ぐチェックを追加しました。
バグ修正
・PT-1114:テーブルが空の時にpt-table-checksumが失敗しました。
・PT-1344:pt-online-schema-changeは、指定されたポート番号を持つホスト名の検出に
失敗しました。
・PT-1575:pt-mysql-summaryは、PXC 5.6と5.7のPXCセクションを印刷しませんでした。
・PT-1630:pt-table-checksumがGaleraクラスターで動作できないというリグレッションが
pt-table-checksumにありました。
・PT-1633:pt-config-diffは、数字を含み K、M、G、または、Tの接尾辞がある変数を誤って
解析しました。
・PT-1709:pt-upgradeは、無効なMySQLパケットの場合、“Use of uninitialized value in
concatenation (.) or string”エラーを生成しました。
・PT-1720:pt-pmpは、共通のPT設定ファイルに不明なオプションがある場合、エラーで
終了しました。
・PT-1728:pt-table-checksumは、頻繁に消去される小さなテーブルのスキャンに失敗しました。
・PT-1734:pt-stalkは、'log_error'に対して厳密ではないマッチングを行ったため、
より広いフィルタリングが行われました。
・PT-1746:pt-diskstatsは、4.18以降の新しいLinuxカーネルで機能しませんでした。
Percona Toolkit 3.1.0 リリース情報(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/blog/2019/09/13/percona-toolkit-3-1-0-is-now-available/
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