主な変更点
Mariabackup
・MDEV-18310:Ariaエンジン:増分バックアップからのUndoフェーズが失敗した。
InnoDB
・MDEV-20949:DMLでの'行サイズ'エラーの発行停止。
・MDEV-20832:innodb_strict_mode=OFFかつlog_warnings<=2の場合、エラーログに
"行サイズが大きすぎる"という警告を出力すべきではない。
・MDEV-21024:REDOログへの冗長な書き込みの削除。
・MDEV-21069:データファイルが破損している場合、DROP TABLEでクラッシュする。
・エラーをより適切に報告するためのAIOコードのクリーンアップ。
・MDEV-20611:パーティション化されたInnoDBテーブルのMRRスキャンで"Out of memory"
エラーが発生する。
・MDEV-21088:即時ADD/DROP COLUMNの後にテーブルをロードできない。
・MDEV-21045:即時ADD COLUMNの後のADD PRIMARY KEYでのheap-use-after-poison。
・MDEV-21172:ADD PRIMARY KEYに失敗した後のメモリリーク。
・MDEV-21158:trx_undo_seg_free()がREDOログに記録されることがない。
オプティマイザ
・MDEV-21044:より小さいサイズのソートバッファを使用すると、誤った結果になる。
・MDEV-20611:パーティション化されたInnoDBテーブルのMRRスキャンで"Out of memory"
エラーが発生する。
レプリケーション
・MDEV-19376:Repl_semi_sync_master::commit_trxアサーションエラー。
バージョン管理
・MDEV-18929:SPの2回目の実行ではER_VERS_NOT_VERSIONEDが検出されない。
・MDEV-21011:DELETEの後、バージョン管理されたパーティションテーブルに関して
テーブル破損が報告された。
その他
・Fedora 31のパッケージがこのリリースに追加されました。
・MariaDB Deprecation Policyに従って、これがFedora 29用のMariaDB 10.3の最終リリースになります。
MariaDB 10.3.8以前からMariaDB 10.3.9以降にアップグレードする場合、
MDEV-14637で導入された変更のため、mysql_upgradeの実行が必要です。
MariaDB Community Server 10.3.21のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10321-release-notes/
MariaDB Community Server 10.3.21の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10321-changelog/
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