主な変更点
・InnoDBは、innodb_strict_mode=OFFかつlog_warnings<=2の場合、DDLステートメントの
最大行サイズに関する不要な警告をエラーログに送信しなくなりました。
・InnoDB REDOログへの不必要な書き込みが削除されました。
・プラグインロードオプションのplugin-maturityのデフォルトは、現在stableです。
・MariaDB Enterprise AuditとMariaDB Auditプラグイントレースは、現在、オプションDELAYEDで
ステートメントを開始したユーザーを追加します。以前のバージョンでは、システムユーザーが
追加されました。
バグ修正
<クラッシュ、ハング、ストールを引き起こす可能性があるもの>
・プライマリ(マスター)がRESET MASTERを実行し、レプリカ(スレーブ)がプライマリとの接続状態を
リセットして再接続する(例:CHANGE MASTER TO MASTER_USE_GTID=slave_pos)と、
プライマリがクラッシュする可能性がありました。
<予期しない動作を引き起こす可能性があるもの>
・SSLが使用され、Microsoft Windowsで実行されているMariaDB Enterprise Serverに接続する時、
クライアントはエラーSEC_E_INVALID_TOKENを受け取りました。
・MariaDB Backupがパラメーター --prepare --incrementalを使用している場合、Ariaテーブルの
復元は常に可能であるとは限らなかった。
・sort_buffer_sizeが小さすぎると、不完全な結果セットが返されました。
MariaDB Enterprise Server 10.2.30-5のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/release-notes/mariadb-enterprise-server-10-2-30-5-release-notes/
MariaDBプロダクト・サポート・サービス
MariaDBプロダクト・サポート・サービスは、MariaDBおよびその関連製品をご利用されているお客様へ、必要なソフトウェアや専門的なサポートなどを提供するサービスです。