主な変更点
一般
・MDEV-21337:aligned_malloc()を修正
・MDEV-21343:Threadpool/Unix- wait_begin()関数が、必要な時にスレッドをウェイク/作成しない
・Bug#29630767 - libmysqlでの初期化されていない値の使用(client.cc関数run_plugin_auth)
Mariabackup
・MDEV-21255:パラレルスレーブとmariabackupのデッドロック(ログコピースレッドの失敗による)
InnoDB
・MDEV-20950:レコードオフセットのサイズを縮小
・MDEV-19176:リカバリ中のメモリ使用量を削減
・MDEV-21429:「行サイズが大きすぎる」ためにTRUNCATEとOPTIMIZEが拒否されている
・MDEV-21500:シミュレートされたAIOを使用するとサーバーがハングする
・MDEV-21509:履歴のパージ中またはロールバック中にハングする可能性がある
・MDEV-21511:更新時に影響を受けるBLOB列の間違った推定
・MDEV-21512:SPATIAL INDEXによりInnoDBがハングする場合がある
・MDEV-21513:ALTER TABLE...IMPORT TABLESPACEでのいくつかのクラッシュを回避
Aria
・MDEV-14183:compress_maria_fileのaria_packセグメンテーション違反
オプティマイザ
・MDEV-21318:ウィンドウ関数と暗黙的なグループ化での誤った結果
・MDEV-16579:DISTINCT COUNT(*) OVER (*)を使用したクエリの誤った結果
レプリケーション
・MDEV-18046:SHOW BINLOG EVENT offsetコマンドのオフセットオプションへのランダムな値が
原因でクラッシュする
・MDEV-19376:RESET MASTERが実行され、スレーブがGTIDプロトコルを使用して再接続する時に、
準同期マスタがクラッシュすることがあった
セキュリティ
・以下のセキュリティ脆弱性の修正:
CVE-2020-2574
以前のバージョンで深刻な安定性の問題を引き起こしたバグMDEV-12837が理由で、
10.2.17より前の10.2バージョンからアップグレードすることを
すべてのGaleraユーザーに強くお勧めします。
MariaDB 10.2.16以前からMariaDB 10.2.17以降にアップグレードする場合、
MDEV-14637で導入された変更のため、mysql_upgradeの実行が必要です。
MariaDB Community Server 10.2.31のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10231-release-notes/
MariaDB Community Server 10.2.31の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10231-changelog/
MariaDBプロダクト・サポート・サービス
MariaDBプロダクト・サポート・サービスは、MariaDBおよびその関連製品をご利用されているお客様へ、必要なソフトウェアや専門的なサポートなどを提供するサービスです。