主な変更点
イベント
・MariaDB 10.3.19以降、異なるserver_idを持つサーバーによって作成された全てのイベントを無効にする
問題を修正しました。この修正は、影響を受けるイベントを再度有効化しないことに注意してください。
(MDEV-21758)
権限
・SHOW PRIVILEGESは、履歴の削除権限を、バージョン管理行の削除として表示するのではなく、正しく
リストするようになりました。(MDEV-20382)
その他
・HeidiSQLを11.0に更新(MDEV-22032)
・ALTER TABLEにファイルフォーマット制約を導入(MDEV-20590)
・ALTER TABLE、いずれかのパーティションが再構築する場合に全てのパーティションを強制的に再構築
する(MDEV-21832)
・ALTER TABLE、InnoDBは破棄されたテーブルスペースのインスタント列を追加する間に異常終了する
(MDEV-22446)
・オプティマイザ、optimizer_switch="split_materialized=on"での誤ったクエリ結果(MDEV-21614)
・SHOW GRANTSがロール名を適切に引用しない(MDEV-20076)
・パーティショニングINSERTは、DECIMAL列によるRANGEパーティショニングに対して誤った
パーティションを選択する(MDEV-21195)
・Mariabackupがサーバー設定のignore_db_dirsを受け入れない(MDEV-19347)
・Mariabackup --ftwrl-wait-timeoutが明示的なロックでタイムアウトしない(MDEV-20230)
・FULLTEXT INDEX、アサーション `!table->fts->in_queue'がfts_optimize_remove_tableで失敗した
(MDEV-21550)
・PRIMARY KEYの更新で影響を受けるBLOB列の誤った見積もり(MDEV-22384)
・重複キーの値がprint_keydup_errorで暗黙的に64文字に切り捨てられる(MDEV-20604)
・セッションの追跡が誤って長い追跡データを返す(MDEV-22504)
・pam_user_map.soファイルをバイナリtarballパッケージに追加(MDEV-21913)
・ファイル記述子の不足と最終的なクラッシュ(MDEV-18027)
・mysql_upgradeは上流のスレーブテーブルを認識し、それが発生した時に警告を発行する(MDEV-10047)
・SET GLOBAL innodb_string変数の破損(MDEV-22393)
・wsrepのパフォーマンスの最適化(MDEV-7962)
・mysqldumpパラメータ、--ignore-table-dataを追加(MDEV-22037)
・条件付きコメントの複製中にサーバーが失敗する場合がある(Bug#28388217)
・Galera wsrepライブラリを25.3.29に更新
・Ubuntu 20.04 "focal"のパッケージとリポジトリを追加
・MariaDBの非推奨ポリシーに従い、これはDebian 8 "Jessie"用のMariaDB 10.3の最後のリリースに
なります。
・以下のセキュリティ脆弱性の修正:
CVE-2020-2752
CVE-2020-2812
CVE-2020-2814
CVE-2020-2760
CVE-2020-13249
MariaDB 10.3.8以前からMariaDB 10.3.9以降にアップグレードする場合、
MDEV-14637で導入された変更のため、mysql_upgradeの実行が必要です。
MariaDB Community Server 10.3.23のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-10323-release-notes/
MariaDB Community Server 10.3.23の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-10323-changelog/
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