主な変更点
<廃止された変数>
・innodb_thread_concurrency
・innodb_commit_concurrency
・innodb_replication_delay
・innodb_concurrency_tickets
・innodb_thread_sleep_delay
・innodb_adaptive_max_sleep_delay(MDEV-23379)
<InnoDB>
・削除バッファリングにおける破損を修正(MDEV-22497)
・FLUSH TABLES…FOR EXPORTのデッドロックを修正(MDEV-22890)
・InnoDBデータファイル拡張子はクラッシュセーフではない(MDEV-23190)
・暗号化とFULLTEXT INDEXに関連する小さな修正
・アダプティブハッシュインデックスを削除すると、DDLがInnoDBをロックする場合がある(MDEV-22456)
・innodb_log_optimize_ddl=OFFはクラッシュセーフではない(MDEV-21347)
・Mariadbサービスが実行されていて、かつ、OSの日時が逆に更新された時に、Mariadbサービスが
シャットダウンしない(MDEV-17481)
・Doublewriteリカバリはデータページを破損する可能性がある(MDEV-11799)
・バッファプールのサイズ変更に関連する競合状態を修正
・ALTER TABLEの修正(MDEV-22637、MDEV-23244、MDEV-22988、MDEV-23295、MDEV-22771、
MDEV-22811、MDEV-22899)
・大きなインスタンスでのInnoDBのシャットダウンが遅い(MDEV-22778)
・MariaDB 10.5.4で導入されたパフォーマンスリグレッションの修正(MDEV-23017、MDEV-23369、
MDEV-23410)
・パフォーマンスの改善(MDEV-22110、MDEV-22930、MDEV-23379、MDEV-22778)
・解放されたページのスクラブを正しく実装(MDEV-8139)
・クラッシュリカバリの修正(MDEV-21347、MDEV-23190、MDEV-11799)
<レプリケーション>
・binlogダンプスレッドに、要求されたGTID位置をエラーログに記録させる(MDEV-20428)
・リクエストされたSTART-SLAVE-UNTILの位置でのオプティミスティックパラレルスレーブの停止を修正
(MDEV-15152)
・RESET MASTER TOの値が許容最大値2147483647を超えた時に適切に処理する(MDEV-22451)
・同時パラレルワーカーによる'relay-log.info'更新を修正(MDEV-22806)
・パラレルワーカー、STOP SLAVEおよびFLUSH TABLES WITH READ LOCKが関与するデッドロックを
排除(MDEV-23089)
・スレーブによるマスタースレーブ自動再接続を常に初期接続の全てのステップを通過するように修正。
特に、スレーブbinlogチェックサム認識に関するマスター通知をスキップしないように(MDEV-14203)
・sql_mode=oracleで出力を送信するクライアントを満足させるGtid_log_event処理でSTART
TRANSACTIONを出力するように、mysqlbinlogの出力を調整する(MDEV-23108)
・ORACLEモードでCREATE ... SELECTを実行すると、レプリケーションが
ER_SLAVE_CONVERSION_FAILEDで異常終了する(MDEV-19632)
<オプティマイザ>
・EITSが有効な時のALTER TABLE ... ANALYZE PARTITIONは全ての行を読み取り、ロックする
(MDEV-21472)
・optimizer_use_condition_selectivity >2の場合、インデックスなしの列用に作成された
オプティマイザトレースに範囲を出力。現在は、オプティマイザトレースは、EITSから推定値を
取得中に構築された範囲を表示する(MDEV-22665)
・LATERAL DERIVEDがEXPLAIN FORMAT=JSONで明確に表示されないため、LATERAL DERIVED
テーブルをEXPLAIN FORMAT=JSON出力で表示する(MDEV-17568)
・WITH RECURSIVEを用いた大きなクエリでのクラッシュ(MDEV-22748)
・再利用されたCTE内での'?'パラメータを含む準備済みステートメントでのクラッシュ(MDEV-22779)
<その他>
・query_cacheサイズを変更すると、MariaDBがクラッシュすることがあった(MDEV-5924)
・様々な文字セットを使用したCREATE TABLEのエラーとSIGSEGV(MDEV-22111)
・戻り値タイプの精度が0の場合、CREATE TABLE AS SELECTでクラッシュする(MDEV-22502)
・XA:PREPAREとCOMMITの間のDDL操作を拒否(MDEV-22420)
・innodb REDOログの適用中にエラーでmariabackup --prepareを停止(MDEV-22354)
・ALGORITHM=INPLACEを使用してNO_ZERO_DATEの下にnullではない日付列を追加すると、
サーバーがmysql_alter_tableでクラッシュする(MDEV-18042)
・ライブラリファイルが存在しない場合、プラグインをアンインストールできない(MDEV-21258)
・Mariabackupパラメータのクリーンアップ(MDEV-18215、MDEV-21298、MDEV-21301、
MDEV-22894)
・丸め関数が誤ったデータ型を返す(MDEV-23366、MDEV-23367、MDEV-23368、MDEV-23350、
MDEV-23351、MDEV-23337、MDEV-23323)
・mariadb.sysユーザーが不要な場合でも、更新ごとにmariadb.sysユーザーを作成する(MDEV-23102)
・INFORMATION_SCHEMA.INNODB_TABLESPACES_ENCRYPTIONはPROCESS権限ではなく
SUPER権限を必要とした(MDEV-23003)
・XA PREPARE後のDDL操作拒否を強化(MDEV-22420)
・MariaDB非推奨ポリシーに従い、これはUbuntu 19.10 EoanおよびFedora 30用のMariaDB 10.5の
最後のリリースになります。
MariaDB Community Server 10.5.5のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-1055-release-notes/
MariaDB Community Server 10.5.5の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-1055-changelog/
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MariaDBプロダクト・サポート・サービスは、MariaDBおよびその関連製品をご利用されているお客様へ、必要なソフトウェアや専門的なサポートなどを提供するサービスです。