主な変更点
・ColumnStore VARCHARはバイト単位でサイズ設定されていたため、マルチバイトデータを使用する
お客様は、容量の計算と列の定義の中でバイトの差異を考慮する必要がありました。VARCHARは、
InnoDBの動作に合わせて、SQL標準(ISO/IEC 9075:2016 feature E021 - 文字列タイプ)で
要求されているように、文字(マルチバイトの場合もある)でサイズ設定されるようになりました。
・非等価比較演算子は、以前はNOPAD照合を使用してストレージエンジン固有の結果を生成しました。
この動作は、InnoDBの動作と一致するようになりました。
・ENCODE()およびDECODE()関数のサポートが追加されました。
・ColumnStoreは、指定された照合によって呼び出された時、JOIN中に大文字と小文字を区別しない
比較を尊重するようになりました。
・マルチノードのColumnStoreの起動のパフォーマンスが向上しました。
修正されたバグ
<クラッシュまたはハングを引き起こす可能性があるもの>
・columnstore_infoデータベースのストアドプロシージャを呼び出す時に、mariadbdでクラッシュ
する可能性がある。
・MariaDB Enterprise ColumnStoreがデフォルト以外のパスにインストールされている場合、
INSERT .. SELECTがcpimportでハングする。
<予期しない動作を引き起こす可能性があるもの>
・サポートされていないJSON関数を使用すると、誤ったエラーメッセージが表示される。
・等式がNOPAD照合属性を尊重しない。
・ROUND()関数がDATEデータ型に対して誤った答えを返す。
・MariaDB Enterprise ServerがMariaDB Enterprise ColumnStoreの前に起動した場合、
calgetshowpartitionsが失敗する。
<インストールまたはアップグレードに関連するもの>
・mcs-loadbrmおよびmcs-savebrmには、load_brmおよびsave_brmへのハードコードされた
パスがある。
・DEBパッケージの競合が原因で、1.5から5.5へのインプレースアップグレードが失敗した。
・設定ファイル x-columnstore.cnfは、以前はColumnStoreのベータリリースとガンマリリースの
間に存在していました。このファイルは不要になったため、削除されました。
MariaDB Enterprise ColumnStore 5.5.1のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/release-notes/mariadb-enterprise-columnstore-5-5-1-release-notes/
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