新機能
・追加の高度なバケット操作(CASおよびTTL操作をサポート)およびEventing機能からの分散アトミックカウンターのサポート。
・全文検索クエリでページネーションとスコアリングがサポートされるようになりました。
非推奨の機能とプラットフォーム
<非推奨および削除された機能>
・xdcr-replicate --xdcr-replicationモードフラグは、capiで非推奨になり、使用されなくなりました。XDCRは、常に値xmemを使用するようになりました。
既知の問題
このセクションでは、本リリースにある主な既知の問題を取り上げます。
<Eventingサービス>
・MB-43272
概要:ハンドラーが一時停止状態からアンデプロイされた時に、Eventingメタデータバケットがクリアされていません。ハンドラーがタイマーを使用している場合、これによりタイマーが期待どおりに削除されず、後続のデプロイで起動して実行される可能性もあります。
回避策:一時停止状態からハンドラーをアンデプロイしないでください。
・MB-43343
概要:ハンドラーは、Eventingノードのリバランス中の競合状態が原因でデプロイ状態でハングする可能性があります。
回避策:リバランスの前に、必ずハンドラーを一時停止してください。
修正された問題
このセクションでは、本リリースで修正された主な問題を取り上げます。
<分析サービス>
・MB-40727
概要:6.6.1にアップグレードした後、NULLまたはMISSINGを含む複合セカンダリインデックスを修復するためにリバランスが必要になる場合があります。
・MB-40693
概要:IPv4構成クラスタからIPv6構成クラスタへのリンクを作成する時に分析サービスがエラーをスローする問題を修正しました。
・MB-40576
概要:メタデータエンティティ(データバースやデータセットなど)の識別子に、URIで使用される時にURLエンコード(パーセントエンコード)を必要とする文字が含まれている場合、この識別子を使用したリクエストはURISyntaxExceptionで失敗しました。これは修正されました。
<クラスタマネージャ>
・MB-41183
概要:memcachedからの監査イベントの場合、"peername"と"sockname"の名前が"local"と"remote"に変更され、構文は{"ip":"hostname","port":1234}になりました。
<クロスデータセンターレプリケーション(XDCR)>
・MB-41239
概要:XDCR参照がポート番号を提供しなかった時に、ユーザーインテントヒューリスティックが完全暗号化に対して正しくない問題を修正しました。
・MB-40847
概要:プロデューサーエラーの前にコンシューマーによって引き起こされた誤ったXDCRストリーム要求のロールバックを修正しました。
<データサービス>
・MB-41866
概要:HdrHistogramがリセットされることによる無限ループを修正しました。
・MB-41089
概要:EphemeralのHTCleanerはtombstoneの削除を担当し、完了した(コミットした/中止した)SyncWriteも担当します。そのコンポーネントのバグにより、内部のデータ構造から実行中のSyncWriteが削除され、SyncWriteを完了しようとした時/場合にノードでクラッシュが発生していました。
<Eventingサービス>
・MB-42167
概要:api/v1/list/functionsがハンドラー名の誤ったリストを返しました。これは、プライマリストアに保存した後にバケット関数マップを更新することで修正されました。
・MB-41940
概要:WebコンソールUIは、Eventingログの最初の行を表示しませんでした。そして、修正されました。(ファイルシステムのログファイルには、切り捨てなしで正しい情報が含まれていることに注意してください)。
・MB-41509
概要:JSでtoLocaleStringを使用すると、Eventingデバッガがクラッシュする問題を修正しました。
・MB-41091
概要:デバッガのリンクがchrome-devtools://からdevtools://に更新され、様々なChromeバージョンに適応できるようになりました。
・MB-40945
概要:ハンドラをデプロイするためにリクエスト本文で送信されたデータがnullの時にスローされる例外を修正しました。
・MB-40731
概要:一時停止されたハンドラが/resumeを使用してのみ再開できるように、関数ハンドラを修正しました。以前は、/deployを使用して一時停止されたハンドラを再開することが可能でした。
・MB-40637
概要:バージョン6.0.xから6.6にアップグレードすると、N1qlQueryを使用するハンドラが、アップグレードされたノードでの動作を停止し、N1qlQueryを呼び出す行にヒットした時にエラー(ReferenceError: N1qlQuery is not defined)をスローする問題を修正しました。この修正により、ハンドラは古いノードと新しいノードで同じように機能し続けます。
・MB-40636
概要:いくつかのシナリオでのEventingサービスのフェイルオーバー処理の自動化が改善されました。
・MB-40522
概要:OnUpdate()からのsrcバケットの削除ミューテーションが抑制されなかった問題を修正しました。
・MB-40518
概要:Eventingサービスは、再試行され得るETMPFAILのように再試行可能なバケット操作の失敗を再試行していませんでした。これは修正され、スクリプトがタイムアウトするまで再試行するようになりました。
・MB-40357
概要:REST API検証エラーの後に、関数アクションがミューテーションでデプロイおよび実行しないように、問題を修正しました。
<インデックスサービスとビュー>
・MB-43231
概要:バージョン6.5.0以降、VbSeqnosReaderは、VbSeqnosRequestとVbMinSeqnosRequestの2種類の要求を処理するように更新されました。VbSeqnosRequestを処理する時、VbMinSeqnosRequestがある場合、VbMinSeqnosRequestはVbSeqnosReaderのrequestChにキューに戻されます。ただし、この時間までにVbSeqnosReaderが閉じた場合、エンキューは失敗し、呼び出し元はいつまでも応答を待機します。これは、VbSeqnosReaderの終了時に未処理の要求に応答するように修正されました。
・MB-42614
概要:スナップショット間のタイムスタンプの不一致が原因でリバランスが失敗する問題を修正しました。
・MB-42108
概要:リバランス中のインデックスの複数のパーティションのtombstoneが再起動時にパーティションのクリーンアップにつながる可能性がある問題を修正しました。
・MB-41722
概要:バッチの終了時に終了せず、リバランスが終了するまでアクティブのままになるというwaitForIndexBuildルーチンの問題が修正されました。その結果、リバランスは非常に多くのTIME_WAIT接続を引き起こし、その後失敗しました。
・MB-41673
概要:メモリアカウンティングを有効にするために、インデックスごとのmemory_used統計をapi/v1/statsエンドポイントに追加しました。
・MB-41672
概要:統計pauseTotalNsがapi/v1/statsエンドポイントに追加され、2つの間隔の間のGCのスパイクを監視できるようになりました。PauseTotalNsは、インデクサープロセスが開始されてからGCのために一時停止された合計時間を表す累積統計です。
・MB-41645
概要:num_rec_swapinがnum_rec_swapoutよりも大きい(num_rec_swapin > num_rec_swapout)ためにgsiインデックス常駐率が100%を超える値を示す問題を修正しました。これはまれで一時的な状態であり、統計が非同期に更新され、最終的に正しくなる時に発生することがあります。
・MB-41641
概要:ComputeArrayEntriesWithCountメソッドを最適化することにより、配列のインデックス作成のパフォーマンスが向上しました。
・MB-41717
概要:bloomDeltaがページがブルームフィルターなしで見つけられた時にリカバリ後に追加されると、統計NumRecordAllocsが過大カウントされます。ただし、NumRecordAllocsは、挿入/削除デルタのみを追跡することになっています。これは修正されました。
・MB-41155
概要:無限のディスクのスナップショット作成がディスク使用量の増加につながるというメモリ最適化インデックスの問題を修正しました。
・MB-40127
概要:多くのメタデータ操作を処理する時に生じるメモリ増加の問題を修正しました。
・MB-40120
概要:チェックポイントのリカバリによってより新しいヘッダーがすでにリカバリされた場合、ログの再生はデータブロックをスキップします。古いデータブロックをスキップすると、その古いデータブロックによるページ操作の統計がクリアされず、統計が蓄積され続けました。これにより、リカバリ後のPageBytesとItemCntの統計が正しくなくなりました。これは、ログの再生中にページ操作の統計を破棄することにより修正されました。
・MB-40042
概要:バケット名に%文字が含まれていると、インデックスの作成に失敗しました。これは修正されました。
・MB-40016
概要:プロジェクターのドキュメントサイズチェックが冗長であるために、20MB近くのドキュメントをストリーミングしようとすると、プロジェクターがストリーム終了ループに入りました。これは修正されました。
<インストールとデプロイ>
・MB-42079
概要:Windowsでは、以前のバージョンから6.6.1以降にアップグレードすると、カスタムデータディレクトリなどの構成変更が失われる場合があります。これを回避するためには、MSIインストーラーを実行する前に、ファイル C:\Program Files\Couchbase\Server\etc\runtime.iniを同じディレクトリのruntime{{.ini-hold}}という名前の新しいファイルにコピーします。サーバーを非標準ディレクトリにインストールした場合、このパスは異なる場合があります。
<クエリサービス>
・MB-41605
概要:ネストされたループの結合の内部での交差スキャンが時々誤った結果を返す問題を修正しました。
<検索サービス>
・MB-41854
概要:検索サービスの完了率の統計は、UIの更新を反映しませんでした。これは修正されました。
<ツール、Webコンソール (UI)、REST API>
・MB-40354
概要:cbbackupmgrバックアップが正常に終了してエラーを報告するのではなくクラッシュするというまれなケースがあります。これが発生する可能性があるのは、データサービスへの接続が失われた場合のバックアップの開始時だけです。これは6.6.1で修正されました。
・MB-40209
概要:ループバックを使用するように設定された単一のノードクラスター(127.0.0.1)でcouchbase-cli analytics-link-setupが失敗する問題を修正しました。
Couchbase Server 6.6.1 リリースノート(Couchbase社ウェブサイト):
https://docs.couchbase.com/server/current/release-notes/relnotes.html
Couchbaseサブスクリプション
Couchbaseサブスクリプションは、データベースSEによる日本語でのテクニカルサポートを付属した、公式サブスクリプションサービスです。