主な変更点
このバージョンのMariaDBは現在リリースされており、以下の2つのリグレッションを修正しています。
・前のステートメントのテーブルエイリアスが後のコマンドに干渉します(MDEV-25672)
・集計含む派生を使用した結合は、誤った結果を返します(MDEV-25714)
上記に加えて、このリリースには以下の修正も含まれています。
InnoDB
・MDEV-25459の後、InnoDB空間インデックスで大きなジオメトリフィールドが欠落しています
(MDEV-25758)
・切り捨て操作中のトランザクションの二重解放(MDEV-25663)
・フルテキストインデックスを追加するインプレースALTERコマンドが失敗した時のテーブルの二重解放
(MDEV-25721)
・仮想列のパージでハングする可能性があります(MDEV-25664)
・変更バッファレコードは、高負荷で失われます(MDEV-25783)
・INSERT_REUSE_REDUNDANTを適用しない(MDEV-25745)
・InnoDBのリカバリが次のエラーで失敗します(MDEV-25745)
[ERROR] InnoDB: Not applying INSERT_REUSE_REDUNDANT due to corruption
・CHECK TABLEは InnoDB: Index 'abdcef' contains 10001 entries, should be 10000 を
収集します(MDEV-25783)
レプリケーション
・テーブルが処理される前にシグナルが到着した時に、強制終了されたマルチテーブル
OPTIMIZE TABLEを複製しないでください(MDEV-22530)
・Adminコマンド OPTIMIZE、REPAIR、および、ANALYZE でデッドロックしないように
オプティスティックパラレルアプライヤーを修正しました(MDEV-17515)
・MDEV-20821(並列スレーブサーバーのシャットダウンハング)のバックポート(MDEV-22370)
・mysqlbinlog出力のBINLOG句を修正するために非推奨の--base64-outputを削除しました
(MDEV-25222)
このリリースでは、CONNECTエンジンのMongoDBプロトコルサポートファイルがありません。
MongoDBでCONNECTエンジンを使用したい場合、Mongo2.jarまたはMongo3.jarをダウンロード
して、このファイルへのパスをmy.cnfのconnect_class_pathに配置する必要があります。
MariaDB Community Server 10.5.11のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-10511-release-notes/
MariaDB Community Server 10.5.11の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-10511-changelog/
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