2021.11.09

MariaDB

MariaDB Community Server 10.6.5 GA版(リリース日:2021年11月8日)

主な変更点
InnoDB
・カーネルバージョン5.10以降のLinuxには、ストレージへの書き込みが失われる、または応答されない
 原因となるリグレッションがあります。そのため、innodb_use_native_aioは5.16までデフォルトで
 0(オフ)になります。設定でinnodb_use_native_aioが有効になっている場合、警告がログに
 記録されますが、io-uringを有効にしたまま続行されるため、ハングしたり、後でアサーションが
 発生したりする可能性があります。長期サポートカーネル5.14.14で障害は確認されておらず、
 5.15.0-rc7での障害は確認されていますが、頻度は低くなっています。innodb_use_native_aioを
 明示的に有効にして使用している場合は、後に10分のタイムアウトが続くInnoDBの更新がないことに
 注意してください。
・ALTER TABLE…IMPORT TABLESPACEの修正(MDEV-18543、MDEV-20931、MDEV-26131、
 MDEV-26621)
・innodb_undo_log_truncateの修正(MDEV-26445、MDEV-26450、MDEV-26672、MDEV-26864)
・ページI/Oパフォーマンスの修正(MDEV-25215、MDEV-26547、MDEV-26626、MDEV-26819)
・XA PREPAREによるレプリケーションタイムアウト(MDEV-26682)
・改善されたDDLとデータディクショナリ(MDEV-25919)
・パフォーマンスの修正(MDEV-26356、MDEV-26467、MDEV-26826)
レプリケーション
・ROWイベントアプライヤーによるスレーブのメモリホギングが解消されました(MDEV-26712)
・mysql --binary-modeは、データ内の\\0を適切に処理するようになりました(MDEV-25444)
・SHOW BINARY LOGSとRESET MASTERの間の競合状態を修正しました(MDEV-20215)
パッケージングとその他
・OK_PACKETのセッション追跡フラグ(MDEV-26868)
・一部のビューは、サーバー(およびmysqldump)がその定義に対して無効なSQLを生成するように
 強制します(MDEV-26299)

MariaDB Community Server 10.6.5のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-1065-release-notes/
MariaDB Community Server 10.6.5の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-1065-changelog/

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