リリースハイライト
Perconaは、ZenFS RocksDBプラグインをPercona Server for MySQLに統合します。
このプラグインは、MyRocksファイルシステムインターフェイスを使用して、ファイルを
rawゾーンブロックデバイス(ZBD)に配置します。PerconaはDebian11.1のバイナリリリースを
提供しています。他のLinuxディストリビューションはZenFSのサポートを追加していますが、
Perconaはそれらのディストリビューションのインストールパッケージをまだ提供していません。
libzbdパッケージは、RocksDBストレージエンジンに静的にリンクされるようになりました。
次の依存関係ライブラリが新しいバージョンに更新されます。
・ZenFS v1.0.0
・libzbd v2.0.1
次のリストには、Percona Server for MySQLに含まれている、Oracleが提供するMySQL 8.0.26の
バグ修正がいくつか含まれています。
・#104575: PERFORMANCE_SCHEMA.Threadsテーブルで、srv_purge_threadと
srv_worker_threadの値が重複している場合の修正。
・#104387: REGEX比較を使用すると、CHARACTER_SET_MISMATCHエラーが
スローされる場合の修正。
・#104576: 多くの列を持つパーティションテーブルの2番目のインデックスにアクセスする時に
作成される高いCPU負荷の修正。
非推奨の機能
TokuDBストレージエンジンは、Percona Server for MySQLの非推奨として宣言されました。
Percona Server 8.0.26-16以降、プラグインはバイナリビルドおよびパッケージで利用できますが、
無効になっています。
プラグインは、将来のバージョンでバイナリビルドとパッケージから削除される予定です。
プラグインがデータを別のストレージエンジンに移行する必要がある場合にプラグインを有効にする
ために新しいオプションが追加されました。
プラグインを有効にする手順と詳細情報は、Percona Server for MySQLドキュメントの
各TokuDBトピックの冒頭にあります。
バグ修正
・libzbdユーザーライブラリは、ha_rocksdb.soに静的にリンクされています。このリンクは、
単一のバイナリパッケージの作成を可能にし、5.9カーネル以降を必要とします。
・Debian 11または最新のlibzbdユーザーライブラリのいずれかを使用したsysbenchでの
ZenFSの問題を修正しました。
・rocksdb.bloomfilter3の散発的な[BG書き込みエラーで中止]アサーションを修正しました。
・WITH_ZENFS_UTILITY CMakeオプションがONに設定されている時の修正。
RocksDB CMakeLists.txtにロジックを追加して、libgflagsライブラリがシステムに確実に
インストールされるようにしました。
・duシステムユーティリティに依存するテストの修正。duユーティリティの結果は、
zenfsリストの出力に基づいて計算に変換する必要があります。
・コマンドが前から存在するaux_pathを受け入れることができるようにzenfs mkfsを修正しました。
Percona Server for MySQL 8.0.26-17 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/8.0/release-notes/Percona-Server-8.0.26-17.html
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