リリースハイライト
以下に、Oracleが提供し、Percona Server for MySQLに含まれている
MySQL 8.0.27のバグ修正をいくつか示します。
・default_authentication_pluginは非推奨になりました。
このプラグインのサポートは、将来のバージョンで削除される可能性があります。
authentication_policy変数を使用してください。
・バイナリ演算子は非推奨になりました。
この演算子のサポートは、将来のバージョンで削除される可能性があります。
CAST(... AS BINARY)を使用してください。
・親テーブルが子テーブルに対してカスケードSET NULL操作を開始する時に、
仮想列を親テーブルから派生した値の代わりにNULLに設定できる問題の修正。
新機能
・PS-7960:rocksdb_partial_index_sort_max_mem変数、
rocksdb_bulk_load_partial_index変数、rocksdb_cancel_manual_compactions変数を
ドキュメント化しました。
・PS-2346:LP #720547:特定のエラーコードを含むクエリがスロークエリログに
エントリを追加できるようにするオプションを実装しました。
改善点
・PS-7955:Debian 11およびUbuntu 20.04の標準Percona ServerパッケージでZenFS機能を
有効にしました。
・PS-7931:Percona Server for MySQL 8.0にslowlog_rotationを実装しました。
・PS-6730:スロークエリログの‘Last_errno:’フィールドにはエラー情報のみが含まれます。
・PS-8076:XtraDBの変更されたページ追跡を使用する時の非推奨の警告を追加しました。
バグ修正
・PS-7883:--rocksdb_write_disable_walが有効になっていると、ALTERクエリによって
サーバーが終了しました。
・PS-8007:ネットワークがデータディレクトリまたはデータディレクトリのローカルマウントを
マウントする前にサーバーが起動すると、Percona Server for MySQLが起動に失敗する
可能性があります。
・PS-7977:8.0.22-13から8.0.23-14にアップグレードした後、AppArmorプロファイルが
壊れています。
・PS-7958:特殊文字を含む全文検索インデックスを使用するSELECTステートメントにより、
サーバーが終了しました。
・PS-7940:子テーブルに仮想列がある場合に仮想列テンプレートを初期化すると、
再起動ループが発生しました。この初期化により、親テーブルに
ON DELETE CASCADEステートメントがあり、子テーブルに仮想列がある場合に、
サーバーが終了しませんでした。(アップストリーム #105290)
・PS-5654:ビューで、各SELECTステートメントのクエリダイジェストは、以前のバージョンの
場合のように、ビュー定義ではなくSELECTステートメントに基づくようになりました。
(アップストリーム #89559)
・PS-7975:テストmain.mtr_unit_testsが正常に完了できるようにするための修正
・PS-7873:log_statusテーブルが誤ったexecute_gtidを報告した場合の修正
(アップストリーム #102175)
・PS-5168:スロークエリログがtmp_table_size:0を報告する場合の修正。
・--pathコマンドラインオプション、--backup_pathコマンドラインオプション、
およびrestore_pathコマンドラインオプションのzenfsユーティリティの
バックアップと復元の要件を正規化しました。
Percona Server for MySQL 8.0.27-18 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/8.0/release-notes/Percona-Server-8.0.27-18.html
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