リリースハイライト
以下に、Oracleが提供し、Percona Server for MySQLに含まれているMySQL 5.7.37の注目すべき
更新と修正の一部を示します。
・InnoDBソースのbuf_validate()関数を最適化することにより、デバッグビルドのパフォーマンスが
向上しました。
・パーティションテーブルのプライマリキーとは異なるインデックスを使用するクエリが
過剰なCPU負荷をもたらす場合の修正。
改善点
・PS-7792: START_SLAVEステートメントを使用する時に常にユーザー認証情報を提供する場合、
空のMASTER_USERユーザー名を設定できます。この方法では、レプリカを再起動するために
ユーザーの介入が必要です。
バグ修正
・PS-7929: 同じトランザクション内のテーブルに既存の行を挿入する時に行ロックが
重複していた場合の修正。
・PS-8007: ネットワークがデータディレクトリまたはデータディレクトリのローカルマウントを
マウントする前にサーバーが起動すると、Percona Server for MySQLが起動に失敗する
可能性があります。
・PS-7856: パーティションテーブルの更新によりサーバーが終了しました。
・PS-7890: サーバーが-loose-rocksdb_persistent_cache_size_mbオプションで
起動された場合、RocksDBエンジンプラグインのインストールが失敗しました。
パッケージ関連
・Red Hat Enterprise Linux 6(および派生Linuxディストリビューション)は
サポートされなくなりました。
・Debian 9はサポートされなくなりました。
既知の問題
・Red Hat Enterprise Linux 7(および互換性のある派生物)のRPMパッケージは、
現在このプラットフォームでは使用できないOpenSSL 1.1.1を必要とするため、
TLSv1.3をサポートしません。
Percona Server for MySQL 5.7.37-40 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/5.7/release-notes/Percona-Server-5.7.37-40.html
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