リリースハイライト
Percona XtraBackupのログステートメント構造が改善されました。
現在、エラーログは標準構造になっています。ヘッダーが統一されているため、操作の進行状況を
追跡したり、ログを確認して問題を診断したりするのが簡単になります。改善されたログ構造は、
バックアップ、準備、ムーブバック/コピーバックのエラーログに表示されます。
各ログステートメントには、次の属性があります。
・タイムスタンプ - イベントがUTC形式で発生した時のタイムスタンプ。
・重大度 - ステートメントの重大度レベルは、イベントの重要性を示します。
・ID - この識別子は現在使用されていませんが、将来のバージョンで使用される可能性が
あります。
・コンテキスト - XtraBackup、InnoDB、サーバーなど、ログステートメントを発行した
モジュールの名前。
・メッセージ - モジュールによって生成されたイベントの説明。
新機能
・PXB-2670: Percona XtraBackupのエラーログフレームワークを改善。
バグ修正
・PXB-1676: バックアップ作成後のエラーメッセージが正しくありませんでした。
・PXB-2716: fallocateのないシステムでのコンパイルエラーを修正しました。
・PXB-2506: コピーバックおよびムーブバックの操作中にバックアップが完全に準備されているか
どうかのチェックを追加しました。バックアップが準備されていないか、-apply-log-onlyを
使用して準備された場合、Percona XtraBackupはエラーをスローします。
・PXB-2662: Percona XtraBackupは、ページ追跡を使用して増分バックアップを作成する時、
準備中に終了しました。
・PXB-2697: MacOSで未定義のシンボルを使用すると、Percona XtraBackup 8.0.27とリンクする
時にエラーが発生しました。
・PXB-2714: キーリングコンポーネントのメモリリークを修正しました。
Percona XtraBackup 8.0.28-20 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://docs.percona.com/percona-xtrabackup/latest/release-notes/8.0/8.0.28-20.0.html
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