修正されたバグ
<ハングまたはクラッシュを引き起こす可能性があるもの>
- Binlogルーター(binlogrouter)を使用すると、競合状態によってMaxScaleがクラッシュする可能性があります。
- キャッシュフィルター(cache)が使用されている時にMaxScaleノードがRedisサーバーから切断されている場合、MaxScaleがキャッシュにアクセスする必要があるクエリを実行した後、確立された接続がハングする可能性があります。
- connection_keepaliveパラメータが0の場合、メモリリークによりMaxScaleがクラッシュする可能性があります。
<予期しない動作を引き起こす可能性があるもの>
- スキーマルーター(schemarouter)が使用され、重複テーブルチェックがignore_tables_regexパラメータを使用して無効にされていない場合、テーブル数が増えると、重複テーブルチェックを実行するコストが非常に急速に増加します。
- スキーマルーター(schemarouter)が使用される場合、テーブルの数が増えると、ルーティングクエリのコストが非常に急速に増加します。
- connection_keepaliveパラメータがゼロ以外の場合、クライアントがアイドル状態であっても、MaxScaleはサーバーにpingを送信します。
・このリリース以降、connection_keepaliveパラメータがゼロ以外の場合、MaxScaleは、クライアントがconnection_keepalive値未満の間アイドル状態になっている場合にのみ、サーバーにpingを送信します。 - MariaDB Monitor(mariadbmon)がフェイルオーバーを実行すると、MaxScaleはプレーンテキストでレプリケーションユーザーのユーザー名とパスワードを含むCHANGE MASTER TOステートメントをMaxScaleログに書き込みます。
・このリリース以降、ユーザー名とパスワードは、MaxScaleログに書き込まれるステートメントでマスクされます。 - 名前付きサーバーフィルター(namedserverfilter)が使用されると、targetXYパラメータはサーバーにルーティングできますが、サービスにはルーティングできません。
・このリリース以降、targetXYパラメータはサーバーおよびサービスにルーティングできます。
<インストールとアップグレード>
- MaxScaleパッケージがインストールされている場合、/etc/maxscale.cnf.d/ディレクトリは自動的に作成されません。
プラットフォーム
MariaDB Corporation Engineering Policyに合わせて、MariaDB MaxScale 6.4.0は次のプラットフォーム用に提供されています。
・CentOS 7 (x86_64)
・Debian 9 (x86_64 / ARM64)
・Debian 10 (x86_64 / ARM64)
・Debian 11 (x86_64 / ARM64)
・Red Hat Enterprise Linux 7 (x86_64)
・Red Hat Enterprise Linux 8 (x86_64 / ARM64)
・Rocky Linux 8 (x86_64 / ARM64)
・SUSE Linux Enterprise Server 15 (x86_64 / ARM64)
・Ubuntu 18.04 (x86_64 / ARM64)
・Ubuntu 20.04 (x86_64 / ARM64)
MariaDB MaxScale 6.4.0のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/release-notes/mariadb-maxscale-6/6-4-0/
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