追加・変更された機能
● 重要な変更; NDBレプリケーション: slave_allow_batching システム変数は、スレーブがエポックトランザクションを適用する効率に影響します。この変数がデフォルトでOFFに設定されている場合、バイナリログ内の全ての個別のレプリケーションイベントが個別に適用および実行されます。そのため、通常はパフォーマンスが低下します。
このリリース以降、スレーブバッチ処理が無効になっている(slave_allow_batchingがOFFに設定されている)場合、MySQLサーバーは警告を報告し、それを有効にするよう警告します。
主なバグ修正
● NDBレプリケーション: ソースで非表示のプライマリキーのみを持つ(明示的なPKを持たない)NDBテーブルの行を更新すると、レプリカでSQLスレッドが停止する可能性がありました。(バグ #33974581)
● NDB Cluster API: 内部関数 NdbThread_SetThreadPrio()は、ThreadConfig設定パラメータの設定を適用する時に、特定のスレッドタイプのスレッド優先度(thread_prio)を設定します。この関数は、実際に成功した時にエラーを返す場合があり、一部のNDB APIアプリケーションのパフォーマンスに好ましくない影響を与える可能性がありました。(バグ #34038630)
● パスの長さは、データノードによって常に正しく計算されるとは限りませんでした。(バグ #33993607)
● GSN_TRANSID_AIシグナルからバッファからの属性値をアンパックする内部関数NdbReceiver::unpackRecAttr()は、属性サイズがバッファ内に収まるかどうかを確認しませんでした。これにより、バッファが破損し、バッファを超えて読み取られ、宛先バッファを超えてコピーされる可能性がありました。(バグ #33941167)
● 一部のNDB内部シグナルは、常に正しくチェックされるとは限りませんでした。(バグ #33896428)
全ての変更点やバグ修正については、以下のページをご覧ください。
MySQL NDB Cluster 7.6.23リリースノート(MySQLウェブサイト):
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql-cluster/7.6/en/news-7-6-23.html
MySQL Editions
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