リリースハイライト
Percona XtraDB Clusterは、Percona Server for MySQLに基づいています。改善点やバグ修正については、Percona Server for MySQL 8.0.29-21(2022/8/8)リリースノートを確認してください。
Oracleが提供し、Percona Server for MySQLに含まれているMySQL 8.0.29の改善点とバグ修正は次のとおりです。
パフォーマンススキーマは、クエリがPRIMARYエンジン(InnoDB)またはSECONDARYエンジン(HeatWave)で処理されたかどうかを追跡します。使用されているエンジンを示すEXECUTION_ENGINE列が、パフォーマンススキーマステートメントのイベントテーブルと、sys.processlistビューおよびsys.x$processlistビューに追加されました。
CREATE FUNCTION、CREATE PROCEDURE、およびCREATE TRIGGERステートメントのIF NOT EXISTSオプションのサポートが追加されました。
ALTER TABLE … DROP COLUMN ALGORITHM=INSTANTのサポートが追加されました。
PROCESS権限を持つ匿名ユーザーが、プロセスリストテーブルの行を選択できませんでした。
MySQL 8.0.29のリリースノートで、バグ修正と変更点を確認してください。
注意
Percona Server for MySQLは、サポートされているDDLカラム操作のデフォルトをALGORITHM=INPLACEに変更しました。この変更により、INSTANT ADD/DROP COLUMNSの破損の問題が修正されます。
MySQL 8.0.29では、サポートされているDDL操作のデフォルト設定はALGORITHM=INSTANTです。DDLカラム操作でALGORITHM=INSTANTを明示的に指定できます。
修正されたバグ
- PXC-3982: レプリカノードが非同期スレーブでもあり、クラスタに参加している時にこのノードが接続を受け入れる準備ができていない場合、開始時にSQLスレッドが失敗しました。
- PXC-3118: スレッドプールを使用して、メタデータロック(MDL)サブシステムの競合のブルートフォースアボートが停止した場合の修正。
- PXC-3999: クラスタは、同時ユーザーDDLコマンドでWaiting for acl cache lockで停止しました。
パッケージ
Debian 9はサポートされなくなりました。
Percona XtraDB Cluster 8.0.29-21 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://docs.percona.com/percona-xtradb-cluster/8.0/release-notes/8.0.29-21.html
Perconaサポート・コンサルティング
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