コンパイル関連
- バンドルされているlz4ライブラリをバージョン 1.9.3からバージョン 1.9.4にアップグレードしました。（バグ #34809802）
追加・変更された機能
- 重要な変更: MySQL Server用のリンクされているOpenSSLライブラリがバージョン 1.1.1sに更新されました。OpenSSL バージョン 1.1.1sで修正された問題は、https://www.openssl.org/news/cl111.txtで説明されています。（バグ #34828308）
- MySQL Server（Enterprise Edition）用のリンクされているcurlライブラリがバージョン 7.86.0に更新されました。（バグ #34828111）
主なバグ修正
- レプリケーション: SQLスレッドがトランザクションを処理している間にSTOP SLAVE SQL_THREADを発行すると、イベントグループが完了するのを 60秒間待機してから期待どおりにSQLスレッドをシャットダウンするのではなく、レプリケーションがすぐに停止しました。
この問題の根本的な原因は、最後のイベント開始時刻を格納する内部変数が、SQLスレッドの再起動後にリセットされなかったためです。
これを修正するためには、SQLスレッドが開始される度に最後のイベント開始時刻を保持する変数をリセットします。（バグ #33646899） - レプリケーション: relay_log_space_limitシステム変数は64ビット値ですが、その有効な最大値は内部で32ビット値として指定されました。（バグ #106323、バグ #33799840）
- サーバーへの一部のリモート接続が正しく処理されませんでした。この問題は、require_secure_transportの問題に対する以前の修正の結果として発生しました。（バグ #348557411）
参照: この問題はバグ #34094706のリグレッションです。 - MySQL Server（Enterprise Edition）用のリンクされているOpenLDAPライブラリがバージョン 2.5.13に更新されました。（バグ #34815046）
- バンドルされているzlibライブラリは、zlib 1.2.13にアップグレードされました。zlib 1.2.13は、サポートされる最小のzlibバージョンになりました。（バグ #34711762）
- 高負荷下でスレッドプールを使用すると、スタックオーバーランが誤って報告されることがありました。スレッドプールでこれを引き起こす競合状態は、追加のスレッドグループIDチェックによって回避されました。（バグ #34414959）
- オプション --single-transactionと--set-gtid-purged=ONの両方が使用されると、mysqldumpによってバックアップされたデータとGTIDに一貫性がなくなりました。これは、ダンプの最後にGTID_EXECUTEDがフェッチされたためで、その時点でサーバー上のGTIDが既に増加している可能性がありました。これを修正することで、ダンプの開始時にFLUSH TABLES WITH READ LOCKが実行され、その直後にGTID_EXECUTEDがフェッチされ、その値がmysqldumpによって取得されたスナップショットと一致するようになります。
（バグ #33630199） - プリペアドステートメントでは、一部のタイプのサブクエリがサーバーの終了を引き起こす可能性がありました。（バグ #33100586）
- audit_logサーバーサイドプラグインは、実行されたクエリの特定の部分のみをログに記録するのではなく、複数のクエリ全体を常にログに記録していました。クエリの長さが設定されている時に変更することで、問題が解決します。（バグ #107390、バグ #34207811）
全ての変更点やバグ修正については、以下のページをご覧ください。
MySQL Community Server 5.7.41 リリースノート（MySQLウェブサイト）：
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql/5.7/en/news-5-7-41.html
MySQL Editions
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