主な変更点
- UDF columnstore_info.load_from_s3を介してAWS S3からデータをロードするためのサポートが追加されました。これにより、コマンドラインにアクセスできない場合でもcpimportを使用してデータをロードできます。
- 外側のSELECTにUNIONを含むクエリをColumnStoreエンジンにプッシュダウンできるようにします。
- MariaDB Enterprise ColumnStore 23.02.1は、TPC-Hベンチマークテストと互換性があることが確認されています。
- このリリース以降、GROUP BYハンドラーはデフォルトで無効になっています。GROUP BYプッシュダウンにより、予期しない結果が生じる場合があります。以前のリリースでは、GROUP BYハンドラーは優先順位が最後だったため、めったに使用されませんでした。
- ラップされたSELECTを含むUNION ALLは、GROUP BY句をサポートします。
- 符号付きおよび符号なし整数型のUNIONがサポートされています。
- サポートされているDECIMALの最大精度である38桁をオーバーフローする可能性があるUNION演算では、次のエラーが発生します:
ERROR 1178 (42000): The storage engine for the table doesn't support MCS-2060: Union operation exceeds maximum DECIMAL precision of 38
プラットフォーム
エンタープライズライフサイクルに合わせて、MariaDB Enterprise ColumnStore 23.02.1は
以下に対して提供されています。
- CentOS 7 (x86_64)
- Debian 11 (x86_64, ARM64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (x86_64)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (x86_64, ARM64)
- Red Hat Enterprise Linux 9 (x86_64, ARM64)
- Rocky Linux 8 (x86_64, ARM64)
- Rocky Linux 9 (x86_64, ARM64)
- Ubuntu 20.04 (x86_64, ARM64)
- Ubuntu 22.04 (x86_64, ARM64)
MariaDB Enterprise ColumnStore 23.02.1のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/server/release-notes/mariadb-enterprise-columnstore-23-02/23-02-1/
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