リリースハイライト
Arbiterノードのサポートの改善
MongoDBレプリカセットで承認が有効になっている場合の回避策が必要なくなったため、PMMでMongoDB Arbiterノードの追加と監視が簡単になりました。さらに、Arbiterノードがダッシュボードに正しく表示されるようになりました。
シャードされたMongoDBの洞察のための新しいメトリクス
MongoDBエクスポータに新しいメトリクス mongodb_shards_collection_chunks_countを追加しました。このメトリクスはシャード化されたMongoインスタンスで利用でき、様々なシャードにわたるコレクションチャンクの分布に関する洞察を提供します。
このバージョンは現在どのダッシュボードにも統合されていませんが、カスタムダッシュボードに柔軟に組み込むことができます。ダッシュボードの管理に関する包括的な手順については、ビデオチュートリアルとドキュメントを参照してください。
新しい実験的なMongoDBインスタンス概要ダッシュボード
このリリースでは、最も重要なMongoDBメトリクスを簡略化して表示する新しいMongoDBダッシュボードも導入されています。新しいMongoDB Instance Summaryダッシュボードは、PMMインストールのExperimentalフォルダにあります。このダッシュボードは現在テクニカルプレビュー段階にあるため、MongoDBインスタンスでそのパフォーマンスを評価し、貴重なフィードバックをフォーラムで共有することをお願いしています。
改善点
- PMM-12390 - [バックアップ管理]: Create Backupページのサービス名フィールドで大文字と小文字が区別されなくなり、より包括的かつ正確な結果を取得できるようになりました。
- PMM-12712 - MongoDBのシャードされたクラスターメトリックには、様々なシャードにわたるデータベースとコレクションの分布を表す新しいメトリックが含まれるようになりました。これは、MongoDBセットアップ内のシャードの全体的なバランスについての洞察を得るのに役立ちます。
- PMM-12510 - MongoDB ArbiterノードをPMMに追加するためのワークフローが改善されました。これにより、Arbiterノードがダッシュボードに正しく表示されるようになりました。
- PMM-12750 - [ダッシュボード]: 主要なMongoDBメトリクスの概要を迅速に提供するために、実験的なMongoDB Instance Summaryダッシュボードを導入しました。
- PMM-12866 - [ダッシュボード]: K8sの実験用ダッシュボード（テクニカルプレビュー）に対する小さなUXの改善。
修正されたバグ
- PMM-12652 - Podman上のroot所有権で作成されたPMMファイルへのアクセスに対するSELinuxの制限により、アップグレード後にPMMが起動できない問題を修正しました。この修正は、PMM 2.41.0から新しいバージョンへのアップグレードに適用されます。
- PMM-9825 - [QAN]: pg_stat_monitor拡張機能 v2.0以降を使用して監視されているPostgreSQLデータベースは、以前はQuery Analytics（QAN）ページのService Name列に実際のユーザー名ではなくユーザーIDで表示されていました。この問題は現在修正されています。
- PMM-12290 - [QAN]: リモートで追加されたPostgreSQLおよびMySQLに対して意図的に有効化されていない場合にクエリで解析されるSQLコメントに関するバグを修正しました。
- PMM-12621 - [ダッシュボード]: メインメニューに全てのサービスタイプを表示するAnonymousモードのサポートが追加されました。これにより、PMMがAnonymousモードで設定されている場合でも、ユーザーはダッシュボードにアクセスできるようになります。
- PMM-12425 - [QAN]: Query Analytics（QAN）ページの絶対時間範囲のタイムピッカーは、ダッシュボードデータのフィルター処理に特定のタイムスタンプの代わりに「now」を使用してもエラーを表示しなくなりました。
- PMM-12473 - クエリ文字列パラメータが--metrics-pathに渡される時の外部サービスの監視が修正されました。
- PMM-9407 - PostgreSQL用のDebianパッケージに中解像度用のカスタムqueries.yamlファイルが欠落していたのを修正しました。
- PMM-12350 - Mongosに接続した時のmongod_exporterでログがあふれる問題を修正しました。
- PMM-12738 - 顧客証明書でHelmを使用する時にPMMを実行できない問題を修正しました。
- PMM-12781 - pg_ls_waldir関数の適切な実行権限を確保することで、PostgreSQLログをあふれさせる権限エラーを修正しました。
Percona Monitoring and Management (PMM) 2.41.1 リリース情報（Percona社ウェブサイト）：
https://docs.percona.com/percona-monitoring-and-management/release-notes/2.41.1.html
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