2024.02.27

MariaDB

MariaDB Connector/R2DBC 1.2.0 GA版(リリース日:2024年2月23日)

主な変更点

  • 新しいタイムゾーンオプション
    • 新しいタイムゾーンオプションは、3種類の値があります:
      • disabled(デフォルト):コネクタは、タイムゾーンを変更しません。
      • auto:コネクタは、タイムゾーン接続変数をJavaのデフォルトのタイムゾーンに設定します。
      • <a java timezone>:コネクタは、接続変数を指定されたタイムゾーンに設定します。autoと比較して、こちらは接続作成時のサーバーとの追加のやり取りを回避します。

      例:
      r2dbc:mariadb://user:pwd@localhost:3306/db?timezone=+5:00
      r2dbc:mariadb://user:pwd@localhost:3306/db?timezone=auto
      r2dbc:mariadb://user:pwd@localhost:3306/db?timezone=America/New_York

    • タイムゾーンの推奨設定はautoです。
  • 接続リダイレクトのサポートを追加
    • MariaDB Community Server 11.3.1では、新しいグローバル変数 redirect_url値が追加されました。サポートされる形式は次のとおりです:
      {mariadb/mysql}://[[:]@][:]/
    • 設定すると、適切な場合に、既存の全ての接続が指定されたURL値にリダイレクトされます。接続は、アクティブなトランザクションがない場合にのみリダイレクトされます。
    • リダイレクトを有効にするための例:
      set @@global.redirect_url="mariadb://somehost:3306/"
    • リダイレクト機能はデフォルトで有効になっています。新しいオプションpermitRedirectをFALSEに設定することで無効にできます。これにより、リダイレクトURLが無視されます。

修正された問題

  • 接続を適切に終了する(RST TCPパケットの代わりに)
  • フェイルオーバー高可用性モード r2dbc:mariadb:[sequential|loadbalancing]://...が間違って解析された
  • mariadb 11.1.1との互換性
  • Java 8の互換性のリグレッション
  • サーバーの照合順序を確実に尊重する
  • 複数のシステム変数が変更された場合のセッション追跡の誤った実装

MariaDB Connector/R2DBC 1.2.0のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/xpand/release-notes/mariadb-connector-r2dbc/1-2-0/


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