2024.03.14

MariaDB

MariaDB Enterprise ColumnStore 23.10.1 GA版(リリース日:2024年3月11日)

注目すべき変更点

  • クロスデータベーステーブルの名前変更が失敗する
  • 2つの異なるテーブルのフィールド名が同一であるDB-Viewで、GROUP BYを使用すると、Columnstoreがエラーをスローする
  • 関数を使用する重複した式でGROUP BYを実行すると、Columnstoreで"IDB-2001: ... is not in GROUP BY clause."というエラーがスローされる
  • WITH ROLLUPのサポート

修正された問題

データ損失が発生する可能性があるもの

  • Shmemセグメントの再マップによりExtentMapIndexImpl::findでSEGVが発生する

ハングやクラッシュが発生する可能性があるもの

  • クエリがMariaDBでPrimProcからの応答を待っている状態でスタックする
  • WHERE部分のLIKE '%1%'が終了しない
  • PrimProcがループになり、単一コアのCPU使用率が100%になる
  • json_key_matchesでPrimProcがクラッシュする
  • FairThreadScheduler::sendErrorMsgおよびBPPSeeder::sendErrorMsgがnullptr sockに送信しようとしているPPをクラッシュさせる

予期しない動作が発生する可能性があるもの

  • UPDATEが複数テーブルで間違った"Rows matched"(一致した行)を返す
  • jsonデータが同じクエリによって異なる結果を返す
  • Columnstoreのクエリが、予想される範囲外エラーではなく、間違った値を返す
  • JSON_QUERYはステートフルです(大量のデータでセグメンテーション違反が発生する可能性がある)
  • 継続的なワークロードにより、PPログにunknown primitive cmdメッセージがトリガーされる

パフォーマンス関連

  • RowStorageでのurandomアクセスにより、CPUがwaitとsysで時間を無駄にする

インストールとアップグレード関連

  • CMAPIパッケージ内の間違ったメタデータ

プラットフォーム

エンタープライズライフサイクルに合わせて、MariaDB Enterprise ColumnStore 23.10.1は、以下に対して提供されます:

  • CentOS 7 (x86_64)
  • Debian 11 (x86_64、ARM64)
  • Debian 12 (x86_64、ARM64)
  • Red Hat Enterprise Linux 7 (x86_64)
  • Red Hat Enterprise Linux 8 (x86_64、ARM64)
  • Red Hat Enterprise Linux 9 (x86_64、ARM64)
  • Rocky Linux 8 (x86_64、ARM64)
  • Rocky Linux 9 (x86_64、ARM64)
  • Ubuntu 20.04 (x86_64、ARM64)
  • Ubuntu 22.04 (x86_64、ARM64)

MariaDB Enterprise ColumnStore 23.10.1 リリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/columnstore/release-notes/mariadb-enterprise-columnstore-23-10/23-10-1/


MariaDBプロダクト・サポート・サービス

MariaDB
MariaDBプロダクト・サポート・サービスは、MariaDBおよびその関連製品をご利用されているお客様へ、必要なソフトウェアや専門的なサポートなどを提供するサービスです。