注目すべき変更点
- クロスデータベーステーブルの名前変更が失敗する
- 2つの異なるテーブルのフィールド名が同一であるDB-Viewで、GROUP BYを使用すると、Columnstoreがエラーをスローする
- 関数を使用する重複した式でGROUP BYを実行すると、Columnstoreで"IDB-2001: ... is not in GROUP BY clause."というエラーがスローされる
- WITH ROLLUPのサポート
修正された問題
データ損失が発生する可能性があるもの
- Shmemセグメントの再マップによりExtentMapIndexImpl::findでSEGVが発生する
ハングやクラッシュが発生する可能性があるもの
- クエリがMariaDBでPrimProcからの応答を待っている状態でスタックする
- WHERE部分のLIKE '%1%'が終了しない
- PrimProcがループになり、単一コアのCPU使用率が100%になる
- json_key_matchesでPrimProcがクラッシュする
- FairThreadScheduler::sendErrorMsgおよびBPPSeeder::sendErrorMsgがnullptr sockに送信しようとしているPPをクラッシュさせる
予期しない動作が発生する可能性があるもの
- UPDATEが複数テーブルで間違った"Rows matched"(一致した行)を返す
- jsonデータが同じクエリによって異なる結果を返す
- Columnstoreのクエリが、予想される範囲外エラーではなく、間違った値を返す
- JSON_QUERYはステートフルです(大量のデータでセグメンテーション違反が発生する可能性がある)
- 継続的なワークロードにより、PPログにunknown primitive cmdメッセージがトリガーされる
パフォーマンス関連
- RowStorageでのurandomアクセスにより、CPUがwaitとsysで時間を無駄にする
インストールとアップグレード関連
- CMAPIパッケージ内の間違ったメタデータ
プラットフォーム
エンタープライズライフサイクルに合わせて、MariaDB Enterprise ColumnStore 23.10.1は、以下に対して提供されます:
- CentOS 7 (x86_64)
- Debian 11 (x86_64、ARM64)
- Debian 12 (x86_64、ARM64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (x86_64)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (x86_64、ARM64)
- Red Hat Enterprise Linux 9 (x86_64、ARM64)
- Rocky Linux 8 (x86_64、ARM64)
- Rocky Linux 9 (x86_64、ARM64)
- Ubuntu 20.04 (x86_64、ARM64)
- Ubuntu 22.04 (x86_64、ARM64)
MariaDB Enterprise ColumnStore 23.10.1 リリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/columnstore/release-notes/mariadb-enterprise-columnstore-23-10/23-10-1/
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