2024.10.29

MariaDB

MariaDB Connector/Node.js 3.4.0 GA版(リリース日:2024年10月24日)

注目すべき変更点

  • CONJS-299: MariaDB Server 11.6以降で提供されるPARSEC認証プラグインのサポート。詳細については、PARSEC認証プラグインのドキュメントを参照してください。
  • CONJS-295: 新しいオプション jsonStringsが追加されました。これを使用すると、JSONフィールドをJSON型ではなく文字列型として返すことができます。
MariaDBとMySQLでJSONフィールドを操作する場合、2つのデータベースシステム間で処理が異なることに注意してください。

  • autoJsonMapオプション: autoJsonMapオプションはMariaDBで柔軟性を提供します。コネクタがJSONデータのJSONオブジェクトまたは文字列表現のいずれかを返すように選択できます。
  • jsonStringsオプション: jsonStringsオプションは、MySQL JSONフィールドに同様の選択肢を導入します。コネクタがJSONオブジェクトを返すか文字列値を返すかを指定できます。

基本的に、JSONフィールドは、使用しているデータベースに応じて、2つの異なるオプションによって決まるJSONまたは文字列として返されます。

  • CONJS-296: mysql2との互換性のために、keepAliveDelayのエイリアス enableKeepAlive / keepAliveInitialDelayオプションを追加します。
MariaDBコネクタのkeepAliveDelayオプションは、永続的な接続を維持するために送信されるキープアライブパケットの頻度を制御します。

  • 無効: 0に設定すると、キープアライブ機能が無効になります。
  • 有効: 0以外の値の場合、キープアライブパケットは指定された間隔で送信されます。

MySQL 2との互換性:
MySQL 2 コネクタとの互換性を確保するために、enableKeepAliveおよびkeepAliveInitialDelayオプションが追加されました。

  • enableKeepAlive: 無効にすると、keepAliveDelayは自動的に0に設定され、実質的にキープアライブが無効になります。
  • enableKeepAlive: 有効にすると、keepAliveDelayはkeepAliveInitialDelayで指定された値に設定されます。

要約すると、keepAliveDelayオプションはキープアライブの頻度を決定し、enableKeepAliveおよびkeepAliveInitialDelayオプションはキープアライブを有効にするかどうかを制御し、初期遅延を設定できるようにすることで、MySQL 2 コネクタとの互換性を提供します。

修正されたバグ

  • CONJS-303: ストリーミング中にDMLが出力を返しません。

MariaDB Connector/Node.js 3.4.0のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-connector-node-js-3-4-0-release-notes/


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