2025.02.26

MariaDB

MariaDB Connector/ODBC 3.2.5 GA版(リリース日:2025年2月24日)


MariaDB Connector/ODBC 3.2.5は、MariaDB Connector/C v.3.4.4をベースに構築されています。

注目すべき変更

MariaDB ODBC ドライバ 3.2 シリーズは、テキストプロトコルとバイナリプロトコルの両方を使用できます。つまり、クライアント側またはサーバー側でステートメントを準備できます。テキストプロトコルは直接実行 (SQLExecDirect() 関数)のデフォルトであり、バイナリプロトコルはプリペアドステートメント (SQLPrepare()+SQLExecute() 関数)のデフォルトです。このリリースでは、アプリケーションが使用するプロトコルをより細かく制御できるようになりました。

  • ODBC-451 - 接続文字列オプション EDSERVERが導入され、SQLExecDirectがサーバー側のプリペアドステートメント (SSPS)/バイナリプロトコルを使用するように強制します。このオプションは、以前に導入された PREPONCLIENTオプションを補完するもので、SQLPrepare+SQLExecuteはクライアント側でクエリを準備します。
  • ODBC-452 - ステートメント属性と接続属性が追加され、SQLExecDirectとSQLPrepareによってクエリが準備される場所を制御できるようになりました。これらの属性はMariaDB固有のものであり、つまり、他のODBCドライバーでは無視されます。属性タイプの値は、SQL_ATTR_EXECDIRECT_ON_SERVER=25100およびSQL_ATTR_PREPARE_ON_CLIENT=25101です。接続属性の設定は、上記の接続文字列オプションの使用と同じです。ステートメント属性を使用すると、ステートメントレベルで同じことを行うことができます。詳細については、MariaDB Connector/ODBCに関する記事の専用セクションを参照してください。

修正された問題

  • ODBC-446 - cpackによってアセンブルされたdebパッケージの命名パターンが間違っている
  • ODBC-447 - ODBCコマンド FillSchemaを使用しようとすると、毎回クラッシュが発生する / モジュール障害が発生する
  • ODBC-449 - ミリ秒が切り捨てられる
  • ODBC-450 - ストアドプロシージャを呼び出した後、4001バイトを超えるVarCharフィールドを変更するとGPFが発生する
  • ODBC-454 - SQLForeignKeysがエラーを報告する

MariaDB Connector/ODBC 3.2.5のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-connector-odbc-3-2-5-release-notes/


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