リリースハイライト
Percona Server for MySQL 8.0.41-32
- 暗号化ユーザー定義関数を次のように拡張します:
- RSA暗号化および復号化操作のpkcs1、oaep、またはパディングなしのサポートを追加
- RSA署名および検証操作のpkcs1またはpkcs1_pssパディングのサポートを追加
- 従来のパディングスキームを管理するために、encryption_udf.legacy_padding_schemeシステム変数を追加
- 文字セット認識を追加
- 内部用語キャッシュを導入することで、データマスキングのパフォーマンスを向上させます。新しいキャッシュは、ディクショナリデータをメモリに保存することで、gen_blocklist() および gen_dictionary() 関数の検索を高速化します。
MySQL 8.0.41
OracleがMySQL 8.0.41向けに提供し、Percona Server for MySQLに含まれている改善点とバグ修正は次のとおりです:
- 特定のIOバッファのシリアル化によってシステムがハングするデバッグビルドのアサーションを修正しました。(バグ #37139618)
- プライマリキーを削除し、INPLACEアルゴリズムを使用して降順で新しいAUTO_INCREMENT列をプライマリキーとして追加すると失敗するという問題を解決しました。(バグ #36658450)
- index_merge最適化で降順のプライマリキーを使用したクエリで、行の欠落などの誤った結果を修正しました。(バグ #106207、バグ #33767814)
- 大規模なトランザクションが処理されている時にMySQLがチャネルを適切に停止できず、STOP REPLICAが要求されるというレプリケーションチャネルの問題を解決しました。この問題により、サーバーの正常なシャットダウンも妨げられ、プロセスの終了またはシステムの再起動が必要になりました。 (バグ #115966、バグ #37008345)
バグ修正と変更の完全なリストについては、MySQL 8.0.41リリースノートをご覧ください。
付属コンポーネント
新機能、改善点、バグ修正については、各コンポーネントのリリースノートを確認してください。以下は、Percona Distribution for MySQLのPercona Server for MySQLベースのバリエーションで提供されるコンポーネントの一覧です:
コンポーネント | バージョン | 説明 |
Orchestrator | 3.2.6-16 | Percona Server for MySQLのレプリケーショントポロジマネージャー |
ProxySQL | 2.7.1-1 | MySQL用の高性能、高可用性、プロトコル対応プロキシ |
Percona XtraBackup | 8.0.35-32 | MySQLベースのサーバー用のオープンソースのホットバックアップユーティリティ |
Percona Toolkit | 3.7.0 | データベース操作を簡素化および最適化するための一連のスクリプト |
MySQL Shell | 8.0.41 | MySQL Server用の高度なクライアントコードエディタ |
MySQL Router | 8.0.41 | アプリケーションとバックエンドMySQLサーバー間の透過的なルーティングを提供する軽量ミドルウェア |
Percona Distribution for MySQL 8.0.41 using Percona Server for MySQL リリース情報(Percona社ウェブサイト):
https://docs.percona.com/percona-distribution-for-mysql/8.0/release-notes-ps-v8.0.41.html
Perconaサポート・コンサルティング
Perconaサポート・コンサルティングサービスはPercona Serverをご利用頂いているお客様が安心してお使い頂くために専門的なサポートを提供するサービスです。