2016.06.06

MariaDB

MariaDB 10.0.25 がリリースされました

オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-10025-release-notes/

2016年4月30日に、MariaDB 10.0.25がリリースされました。同製品は、General Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。


Notable Changes(主な変更点)

*XtraDB updated to XtraDB-5.6.29-76.2 

 XtraDBが、5.6.29-76.2 にバージョンアップされました。

*Innodb updated to InnoDB-5.6.30 

 Innodbが、5.6.30 にバージョンアップされました。

*Performance Schema updated to 5.6.30 

 Performance Schemaが、5.6.30 にバージョンアップされました。


Xenial and Sid Repositories(XenialレポジトリとSidレポジトリについて)

 Our repositories for Debian "Sid" and the newly-released Ubuntu 16.04 "Xenial" use a new GPG signing key. As detailed in MDEV-9781, APT 1.2.7 (and later) prefers SHA2 GPG keys and now prints warnings when a repository is signed using a SHA1 key like our existing GPG key. We have created a new SHA2 key for use with these affected repositories.

 Debian(Sid)と新たにリリースされたUbuntu 16.04(Xenial)のレポジトリは、新しいGPGサインキーを使用しています。詳細はリンク「MDEV-9781」にあるように、APT 1.2.7 (それ以降のバージョンも含む)はSHA2 GPGキーの方を選択し、既存のGPGキーのようなSHA1キーを使用してレポジトリが署名されたときには警告が表示されてしまいます。我々は、影響を受けてしまうこれらのレポジトリで使用可能な新たなSHA2キーを作成しました。


MariaDB 10.0.25 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-10025-changelog/



MariaDB10.0は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB5.5の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.5の機能を備えており、MySQL5.6の機能もバックポートしています。

MariaDB10.0には、以下のような特徴があります。

・マルチソースレプリケーションの実装
・スレッドプール機能
・新しいクエリ文法の実装、既存クエリの性能改善
・新たなサーバパラメータ変数、ステータス変数の追加

MariaDB10.0には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-100/

新たなサーバにMariaDB10.0をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.0にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/

下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org

MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/

以上