2016.07.25

MariaDB

MariaDB 10.1.16 がリリースされました

オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-10116-release-notes/

2016年7月18日に、MariaDB 10.1.16がリリースされました。同製品は、General Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。


Notable Changes(主な変更点)

*XtraDB updated to 5.6.30-76.3

 XtraDBが、5.6.30-76.3 にバージョンアップされました。

*Innodb updated to 5.6.31

 Innodbが、5.6.31 にバージョンアップされました。

*Performance Schema updated to 5.6.31

 Performance Schemaが、5.6.31 にバージョンアップされました。

*PCRE library updated to 8.39

 PCREライブラリが8.39にアップデートされました。

*TokuDB updated to 5.6.30-76.3

 TokuDBが5.6.30-76.3にアップデートされました。

*HeidiSQL updated to 9.3

 HeidiSQLが9.3にアップデートされました。

*Various packages and bintar builds for POWER8 ppc64 and ppc64le architectures now available

 様々なパッケージやbintarは現在利用可能なppc64とppc64leでPOWER8を構成するようになりました。

*As per the MariaDB Deprecation Policy, this will be the last release of MariaDB 10.1 for Ubuntu 15.10 "wily"

 MariaDBの非推奨ポリシーに則り、今回のMariaDB 10.1.16のリリースがUbuntu 15.10(wily)にてご利用いただけるMariaDB 10.1の最後のリリースとなる予定です。



MariaDB 10.1.16 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-10116-changelog/



MariaDB10.1は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB10.0の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6およびMySQL5.7の機能も備えています。

MariaDB10.1には、以下のような特徴があります。

・安全なマルチマスタ構成を実現するクラスタソフト「Galera Cluster」が手軽に利用可能
・テーブル、またはテーブルスペースの暗号化機能
・InnoDBのページ圧縮機能
・GISデータ(地理データ)に対応
・新しいクエリ文法の実装、既存クエリの性能改善
・新たなサーバパラメータ変数、ステータス変数の追加

MariaDB10.1には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-101/

新たなサーバにMariaDB10.1をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.1にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/

下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org

MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/

以上