オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1026-release-notes/
2017年05月23日に、MariaDB 10.2.6がリリースされました。同製品は、General Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。
Notable Changes(主な変更点) このバージョンは、MariaDB10.2シリーズの最初のGAリリースです。そのため、全新機能の詳細を確認する際は、What is MariaDB 10.2?のページを参照してください。 * MyRocks alpha storage engine added MyRocksストレージエンジン(α版)が追加されました * Window functions have been introduced. Window関数が実装されました。 * Recursive Common Table Expressions (MDEV-9864) 共通テーブル式が実装されました * AWS Key Management plugin added for Windows, CentOS, RHEL, and Fedora packages Windows, CentOS, RHEL, Fedoraで利用できる、AWS Key Management pluginが追加されました。 * Update InnoDB to 5.7.18 (MDEV-11751) InnoDBが5.7.18にアップグレードされました。 * Galera wsrep library updated to 25.3.20 Galera wsrepライブラリが25.3.20にアップグレードされました * Packages for Ubuntu 17.04 "zesty" added Ubuntu 17.04 zesty 向けのパッケージが追加されました。 * MDEV-10431: The --add-drop-trigger option has been added to mysqldump mysqldumpコマンドに--add-drop-triggerオプションが追加されました。 * MDEV-12472: Ignore XtraDB-specific parameters in InnoDB, warning that they are ignored XtraDB特有のパラメータをInnoDBで使用した時、警告を出力しつつ設定を無視するようになりました。 * MDEV-12253, MDEV-12602: Numerous Encryption fixes 巨大なデータを暗号化する際の不具合を修正しました。 * MDEV-11336: Disabled defragmentation デフラグメンテーションを無効にしました。 * MDEV-10332: Added support for OpenSSL 1.1 and LibreSSL OpenSSL 1.1 および LibreSSL のサポートが追加されました。 * innodb_deadlock_detect and innodb_stats_include_delete_marked variables introduced innodb_deadlock_detect変数 と innodb_stats_include_delete_marked変数が追加されました。 Notes(注記) * Percona XtraBackup (as of 2.4) will not work with MariaDB 10.2 (and MariaDB 10.1) compression. However, MariaDB's fork, MariaDB Backup, will work with compression. It will be included in a future version of MariaDB 10.2. Percona XtraBackup(2.4含む)が、MariaDB10.2(およびMariaDB10.1)の圧縮機能に対応していません。しかしながら、MariaDBのフォークである MariaDB Backup であれば、圧縮機能に対応しています。これは、今後のMariaDB10.2のバージョンも含みます。 MariaDB 10.2.6 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。 https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1026-changelog/
MariaDB10.2は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB10.1の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6およびMySQL5.7の機能も備えています。
MariaDB10.2には、以下のような特徴があります。
・Window関数の実装
・新しいステートメントの実装(SHOW CREATE USER, ALTER USER)
・共通テーブル式(CTE)の実装
・CHECK制約の実装
・InnoDBにおける空間インデックスのサポート
・AWS Key Management pluginの追加
MariaDB10.2には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-102/
新たなサーバにMariaDB10.2をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.2にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/
下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org
MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/
以上