オリジナル版:https://www.percona.com/blog/2017/06/02/percona-xtradb-cluster-5-6-36-26-20-now-available/
2017年6月2日に、Percona XtraDB Cluster 5.6.36がリリースされました。同製品は、Percona XtraDB Cluster 5.6のGeneral Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。
Bugs Fixed(バグの修正) * PXC-749: Fixed memory leak when running INSERT on a table without primary key defined and wsrep_certify_nonPK disabled (set to 0). wsrep_certify_nonPK変数が無効の状態で、PKが設定されていないテーブルに対してINSERTを実行した時にメモリリークが発生する不具合を修正しました。 * PXC-813: Fixed SST script to use UTC time format. SSTのスクリプトがUTCの時刻形式を使用するよう修正しました。 * PXC-823: Fixed SST flow to gracefully shut down JOINER node if SST fails because DONOR leaves the cluster due to network failure. This ensures that the DONOR is then able to recover to synced state when network connectivity is restored For more information, see #1684810. DONORノードがネットワーク障害が原因でクラスタから切断されてしまい、SSTが失敗した時に、JOINERノードが正常にシャットダウンできるようになりました。これにより、ネットワークが正常に復旧した時に、DONERノードが同期状態に戻ることができます。詳細は #1684810 のページを参照してください。 Percona XtraDB Cluster 5.6.36の変更点を全て確認したい場合は、以下の Release notes を参照して下さい。 https://www.percona.com/doc/percona-xtradb-cluster/5.6/release-notes/Percona-XtraDB-Cluster-5.6.36-26.20.html
Percona XtraDB Cluster 5.6は、MySQL互換の高性能オープンソースデータベースとして注目されている「Percona XtraDB Cluster」の最新の開発バージョンです。Percona XtraDB Cluster 5.6の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6の機能も備えています。
Percona XtraDB Cluster 5.6には、以下のような特徴があります。
・MySQL5.6にはない、サーバ変数やパラメータ変数の追加
・SST, gcacheの機能強化
・インデックス毎、ユーザ毎といった細かな統計情報
・高性能フラッシュストレージとの親和性強化
・PAM認証、監査ログ、スレッドプールなどの実装
・その他、全体的なパフォーマンスの強化(オプティマイザ、スケーラビリティなど)
Percona XtraDB Cluster 5.6には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://www.percona.com/doc/percona-server/5.6/feature_comparison.html
新たなサーバにPercona XtraDB Cluster 5.6をインストール、または利用中のPercona XtraDB ClusterからPercona XtraDB Cluster 5.6にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://www.percona.com/doc/percona-xtradb-cluster/5.6/index.html
下記のダウンロードページから、Percona XtraDB Clusterのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://www.percona.com/downloads/Percona-XtraDB-Cluster-56/LATEST/
以上