2017.08.24

MariaDB

MariaDB 10.2.8 がリリースされました

オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1028-release-notes/

2017年08月18日に、MariaDB 10.2.8がリリースされました。同製品は、General Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。

Notable Changes(主な変更点)

* InnoDB updated to 5.7.19

  InnoDBが 5.7.19 にバージョンアップしました。

* TokuDB updated to 5.6.36-82.1

  TokuDBが 5.6.36-82.1 にバージョンアップしました

* CONNECT engine updated to 1.06.0001
  - Beta support for MongoDB added

  CONNECTストレージエンジンが 1.06.0001 にバージョンアップしました
  (MongoDBに対するベータサポートも開始しました)
  
* Fix ST_GeomFromGeoJSON (MDEV-12181)

  ST_GeomFromGeoJSONのバグを修正しました。

* Fix ST_AsGeoJSON (MDEV-12180)

  ST_AsGeoJSONのバグを修正しました。

* Fixed bug that permitted columns being dropped which would would result in an additional constraint being added to the table. See the example in ALTER TABLE (MDEV-11114).

  CHECK制約を付けたカラムをALTER TABLEなどでDROPすることができないバグを修正しました。

* Nonsensical combinations of SIGNED, UNSIGNED and ZEROFILL are no longer permitted - see Numeric Data Type Overview (MDEV-8659).

  SIGNED, UNSIGNED, ZEROFILLを無意味に組み合わせることは許可されなくなりました。詳細は"Numeric Data Type Overview"のページを参照してください。

* MariaDB Backup now included for Debian and Ubuntu (in MariaDB 10.2.7 it was released only for Red Hat, CentOS, and Fedora)

  MariaDB Backup が、Debian/Ubuntu版にも含まれるようになりました(MariaDB 10.2.7の時点ではRedHat/CentOS/Fedora版のみでした)

* Fedora 26 repositories have been added in this release.

  Fedora 26のリポジトリが加わりました。

* As per the MariaDB Deprecation Policy, this will be the last release of MariaDB 10.2 for Fedora 24.

  MariaDBの互換ポリシーに則り、このバージョンがFedora 24における最後のリリースになります。

* Fixes for the following security vulnerabilities:

  以下のセキュリティ脆弱性を修正しました。
  
  - CVE-2017-3636
  - CVE-2017-3641
  - CVE-2017-3653

MariaDB 10.2.8 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1028-changelog/

MariaDB10.2は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB10.1の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6およびMySQL5.7の機能も備えています。

MariaDB10.2には、以下のような特徴があります。

・Window関数の実装
・新しいステートメントの実装(SHOW CREATE USER, ALTER USER)
・共通テーブル式(CTE)の実装
・CHECK制約の実装
・InnoDBにおける空間インデックスのサポート
・AWS Key Management pluginの追加

MariaDB10.2には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-102/

新たなサーバにMariaDB10.2をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.2にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/

下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org

MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/

以上