MySQL Group Replication は MySQL データベースのマルチマスタ構成を実現するレプリケーション方式です。
すべてのノードがマスタとして動作し、どのノードでもデータ更新・参照が可能です。
障害発生時は原因となるノードを検知して自動的に切り離しを行うことで、正常なノードでの処理継続がされます。
そのため、従来のレプリケーションや Active-Standby型 HA で行われるフェイルオーバが不要となり、ダウンタイムが発生しない HA環境を実現できます。
MySQL Group Replication の特長
- 全てのノードで更新・参照が可能なマルチマスタレプリケーション
- 障害発生のフェイルオーバが不要、ダウンタイムが発生しない HA環境を実現
- 自動的にグループ再構成(データ同期)がされるため、運用メンテナンスが大幅に軽減される
メリット
- 障害発生時にフェイルオーバ不要
- どのノードでもデータ更新が可能
- 障害発生時や再接続時の自動的なグループ再構成
- フォールトトレラント
- レプリケートされた高可用性データベースを提供
- 自動分散強調(スプリットブレインとメッセージ損失から保護)
デメリット
- セーブポイントは使用できない
- グループ内サーバとの連携処理においてギャップロックが考慮されない
- サーバ同期処理が行われるため、オーバーヘッドが増加
MySQL Group Replication の基本構成
MySQL Group Replication ではすべてのノードがマスタとして動作し、強力な新しいグループ通信システムを使用することにより、グループはデータの複製、整合性、メンバーシップを自動的に調整します。これにより、MySQL データベースの可用性を高めるための必要なメカニズムが全て提供されます。
サポート価格 (税抜)
導入コンサルティング | 800,000円~ |
---|---|
設計・構築サービス | 1,800,000円~ |
保守サポート(※) | 600,000円~/サーバー |
※MySQL Enterprise Edition(年間サブスクリプション)の Oracle Premier Support + スマートスタイル保守サポート付で提供します。