コマンド
pt-mext [ オプション ] — [ コマンド ]
【必須項目】
[ コマンド ]
- ・ mysqladmin -p ext : mysqladminコマンドを使用します
- ・ -i : 差分検出の間隔を指定します(単位:秒)
- ・ -c : 比較ポイントの個数を指定します(出力される差分は“指定した値-1”となります)
【主なオプション】
- ・ -r : 変化した場合の差分のみを表示します(変化がないステータスについては0と表示されます)
目的
指定した間隔で、MySQLの「GLOBAL STATUS」の変化を表示します
シナリオ
以下のコマンドを実行し、”MySQLへの接続が失敗した回数” を “10秒間隔” で “5回分” 表示します
# pt-mext -- "mysqladmin -p ext -i 10 -c 6" | grep "Aborted_connects"
※mysqladminコマンドはrootユーザーでMySQLに入るため、rootのパスワードを入力する必要があります
別の端末を開いて以下のコマンドを実行し、ログインに失敗します(それを何度か繰り返します)
# mysql -u root --password=missword
結果
以下のような結果が標準出力されます
一番左が初期状態で、徐々にログイン失敗回数が増加しているのが分かります
[root@localhost Et]# pt-mext -- "mysqladmin -p ext -i 10 -c 6" | grep "Aborted_connects"
Enter password:
Aborted_connects 1 1 1 4 7
良い点
全てのGLOBAL STATUSの変化を監視することが出来るため、不審な動作やエラーをすぐに検知できます
任意の回数、間隔で差異を出力できるため、定期的な保守などにも応用できます